アートセラピー風景構成法で描かれた私の【土手にしがみつく小さな木とタンポポ】を解釈すると……

 

アートセラピーの風景構成法では、意識せず、なぜかその場所にそのアイテムを描いてしまうということが、しばしば起こります。

そして、そのアイテムが意外なほどに自分の内面の状態を表してしまったりするのです。

 

私の場合、転職活動中という不安定な時期に、子供の頃の課題がひょっこり現れ出てきたようですので、ご紹介します。

 

今の私の背景はこんな感じです。

未だに転職は決まっていませんが、いくつかの就職活動を経て、新しい体験がありました。

 

結婚や出産のあと長く務めた仕事があるのに、面接で若い頃の転職について詳しい説明を求められたり、

求人内容を読んで、勇んで応募したものの、想像とは全く違う職場だったり……

 

ここ数年は応募者を選ぶ立場にいたので、新しい視点が得られました。

 

また、こんなに落ち着いていられるのも雇用保険のおかげだと、社会の仕組みに感謝する気持ちも大きくなっています。

 

いずれ、しっかり稼げるようになったら恩返しをしたいと思います♪

 

 

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アートセラピーで絵の左下に描かれた母親との関係土手にしがみつく木とタンポポ

 

私の体験ではアートセラピーの風景構成法は、2週間に1回くらい描き自分なりの解釈を行うことで、気持ちの整理に役立ちます。

数日前に描いた風景構成法の絵に、面白いものが現れました。

 

これがその絵の一部です。

画用紙の左下の場所です。

 

小さな木とタンポポが、川の土手にしがみつくように生えていますね。

 

画用紙の右上にも同じくらいの木を描いているので、比較してみましょう。


 

川の淵ではありますが、まっすぐに立っていて、花が咲き青虫までいますね。

 

風景構成法では、左下は心の傷や過去の家庭問題などが描かれる部分となります。

私は小さい時はもちろん、中学生なっても母にべったりで、夕食の支度や片付けをしている母にしつこいくらいに話を聞いてもらっていました。

 

大好きなのだから良いことじゃないか言いたいところですが、そうとも言えません。

よく思い出してみると、大きくなってからは、うまくいったことや楽しかったことばかりを選んで話していました。

 

母の気が引きたかったのですね。

もっともっと、かまって欲しい!満たされない気持ちが強かったのでしょう。

 

解消できていない親子関係が、絵になって表れたのだと解釈できます。

 

何気ない母子関係にひそむ低い自己肯定感の芽

 

私の母は、私の話を聞いてくれ、笑顔で返事も返してくれていました。

毎日おいしい食事を作ってくれる、明るい人でした。

母には悪気はありませんでした。

 

でも、何かが足りなかった。

それは、「ん―ッ! なんてかわいいのーッ!」

と言うような、盲目的にかわいがる気持ちを感じられなかったからかもしれません。

 

私は自分にかわいげのない子というレッテルを貼り、自信がない子供として育ちました。

勉強して良い成績をとってほめられたり、自分からお手伝いをして喜ばれたりすることが当りまえで、さみしいという気持ちも自覚していませんでした。

 

今になって、あれは土手にへばりついて咲くように、母の愛情を求める行動だったと感じます。

そしてそのまま自己肯定感の低い大人になっていました。

 

それでも、開放的ではない生き方ながらも様々な人に出会い、アートセラピーにも出会いました。

人を受容するという感覚がやっと分かってきたようにも思います。

 

 

アートセラピーにたどり着いたのは低い自己肯定感の連鎖を断つため

 

私がアートセラピーを学ぶようになったことの始まりは、私の自己肯定感の低さが、私の子供に負担をかけていると感じたことです。

 

アートセラピーにたどり着くまでの経緯には、カウンセリングスクールに通ったことや、放送大学で心理を学ぶようになったことなどがあります。

私は子育てをしながら、子供には私のようになって欲しくないと考えていました。

 

例えば幼い子供と公園で遊ぶとき、私と他のママたちとのやりとりが、ぎこちないのではないかと気になり、子供がこんな対応を覚えてしまっては困ると、心配していました。

それで、「早く私の手を離れて一人で子供たちだけで遊ぶようになって欲しい」と思っていました。

 

また、元夫やその母親は社交性のある明るい性格に思えたので、そちらに似て欲しい、そちらから学んでほしい、という気持ちが強くあり、外出時などはできるだけ、夫やおばあちゃんに子供を任せるようにしていました。

 

私のそのような態度は、子供にとっては積極的に愛してくれない、または責任放棄だと感じられていたでしょう。

 

私は、幼い頃に子供の描いた絵の中で、印象的な物をいくつか残してあります。

その中の1つに、子供がおばあちゃんとお父さんにちやほや世話をやかれていて、おかあさん(私)は1人離れて笑って料理を作っているという絵がありました。

 

それが、胸にささるような暗い絵なのです。

 

この絵は、アートセラピーの先生にも見ていただきました。

また、このいきさつは他の心の専門家の先生にも聞いていただいています。

 

そして、私の心への取り組みが、子供の心にひびいていくように取り組んでいます。

私は、心について学ぶ必要性があると子供が教えてくれたのです。

 

このように、親子関係(特に母子関係)は、代々強い影響を持ち続けます。

暴力や無視などの極端な行為がなくても、表面上は優しい関係でも、問題が無いとは限りません。

 

母と私との関係も、私と子供との関係も、一般的には普通だと言われると思います。

また、母も私も子供も、周囲から見れば普通の人でしょう。

 

それでも、相当な心の傷があり、本来楽しめるものが楽しめていない、また持っている力を充分に発揮できていない状態になっているのです。

 

 

アートセラピーを学び人が自己肯定感を高めるお手伝いをしたい

 

自分の自己肯定感の低さに悩んでいる方は多いと思います。

だからといって全部母親か何かのせいにして憎んで終わりでは何にもなりません。

 

どうにかして、この連鎖から脱出しましょう。

そのためには人や物の力を借りる必要があるかもしれません。

 

2021年3月現在、私はアートセラピーを学んでいます。

低い自己肯定感の連鎖から人が脱出するためのお手伝いができるようになるために。

 

もちろん、自分自身も本来持っている喜びを感じながら生きるために……。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

親子関係の続きの記事ができました↓

アートセラピーの解釈をして気がついた自己否定のはじまり【へっちゃらだもん】をやめる!

 

 

 

      2021/04/18

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